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186話

義理の妹は私の腕をしっかりと掴み、必死に声を押し殺して、叫び声を漏らさないようにしていた。

そんな時、突然隣から一人のウェイトレスが歩み寄ってきた。彼女は薄い暖簾を持ち上げ、習慣的に声をかけてきた。「お三方、他に何かご注文はありますか?お酒やお茶はおかわり自由となっております」

この突然の声に、私と密かな逢瀬を楽しんでいた義理の妹はびっくり仰天した。私は慌てて手の動きを止め、義理の妹は反射的に体勢を調整した。

妻は隣で元々私たちの様子を面白がっていたのだが、私と義理の妹があまりにも盛り上がっているのを見て、彼女自身も徐々に興奮し始めていた。感情が高ぶるにつれ、テーブルクロスの下に手を伸ばして...