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1240話

「妻は昨日、お酒を飲んで七時過ぎには寝てしまった。ネットで俺に散々責められたというのに、今日見ても相変わらず元気そのものだ」

俺は妻に起こされて時間を確認したが、まだ起床時間までは余裕があると感じて、急いで起きる気にもならなかった。

「ねぇ、まだ怒ってるの?俺が悪かった。もう怒らないでよ」俺は横向きになって、セクシーで色気たっぷりの妻の背中から抱きしめた。鼻を妻の首筋にくっつけ、髪から漂う清々しい香りを嗅ぎながら、愛情を示した。

「怒ってるわよ、当然でしょ?なんで怒らないのよ?あなたは私が会社で浮気してるんじゃないかって疑ってたじゃない」妻は背中を向けたまま話したが、声のトーンは最初より...