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1164話

二本の映画を見終えた後、時刻はすでに深夜になっていた。疲れと眠気を感じながら、私は体を伸ばして大きくあくびをした。

見れば見るほど眠くなってくる。今は気を紛らわせるようなことも何もなく、頭の中は落ち着かない雑事ばかりが押し寄せてくる。

妻から電話があったかどうかも分からない。妻は私のことを心配しているのだろうか。残念ながら、携帯はバッテリー切れで電源が落ちてしまっていた。予備の充電器を探してみたものの見つからず、妻が本当に私を心配しているのかどうか確かめる術もない。

私が思うに、おそらく妻はもう眠ってしまったのだろう。今日の出来事で妻はあれほど恥をかき、悲しみ、失望したのだから。

そう...