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1148話

話に出してくれたことで、鵬鵬は私が思っていたほど悪い子じゃないと分かった。でも、私がいなくなることで彼が緊張するんじゃないかとも心配だ。

結局、彼と妻だけが家にいるというのは、彼にとっても一種の苦痛だろうから。

「あぁ、また出張か。ポジション変わってからずいぶん出張が増えたね。今回はどのくらい行くの?」

妻は、この二ヶ月ほどで私の頻繁な出張にも慣れてきたらしく、特に驚いた様子もなく、ただ心配そうな表情で尋ねてきた。

「うん、たぶん二週間くらいかな。一応そういう予定だけど、何とも言えないんだ。二、三日早まるか遅れるかもしれない。向こうの状況次第だからね」

なぜだか、本当のことを言おうとした瞬...