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1116話

「どうしてまだ彼を寝かせておくの?もうすぐ遅刻しちゃうよ。大学も養老院じゃないんだし。やっぱり僕はちゃんと勉強して、将来院試とか受けるべきだと思うんだけど」時計を見て、思わず急かしてしまった。

「あなた、今日は週末よ。もう何曜日かも分からなくなってるの?」妻はトイレに入る直前、顔に軽い笑みを浮かべながら色っぽく私を一瞥してから、洗面所に入っていった。

私は少し気まずくなった。この数日間、鵬鵬のことで頭がぼんやりしていて、何曜日かすら忘れていたなんて。

以前の私もそうだったが、調整部門から現場に異動してからは、もう決まった休みという概念がすっかりなくなってしまった。

ほどなくして、妻が洗顔...