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1113話

鵬鵬は今十八歳で、まさに男性が落ち着きのない思春期に入る時期だ。発散する場所がない状況では、こっそりとそういうものを見るのは当然のことだろう。私も子供の頃は覗き見たことがあるし、あの時代はパソコンもこれほど発達していなかった。

昔は友達とこっそり無許可の映像館に行って、間に挟まれた小さな映画を見たこともあったっけ。見ていて何とも言えない快感があった。

こういうことは鵬鵬にとっては恥ずかしい秘密だが、経験者の私にとってはどうということもない。

鵬鵬が気まずい思いをしないよう、私はそれらの本や雑誌を元の位置に戻し、少しの痕跡も残さなかった。彼の自尊心を守るため、何も発見していないふりをするのが一番...