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89話

「それに義姉さんが教えてくれたんだけど、林姉さんがお姑さんを連れて町に住むつもりだから、いい物件を探してほしいって」

その話を聞いた途端、胸が高鳴った。林姉さんが町に来るなら、もしかして彼女とあの行為ができるかもしれない。

承諾すると、義姉さんはすぐに電話を切った。

部屋に座り、壁の監視モニターを見つめながら、頭をゴシゴシと掻いた。副会長になった俺に、奴らはきっと黙ってないだろう。

下の連中だって黙ってはいないはずだ!

そんなことを考えるのをやめた時、ドアが開き、見知らぬ女の子が入ってきた。

真っ白なワンピースを着ていて、裂け目のあるデザインから白い長い脚が露出していて、見ているだ...