オーロラの恋

53話

電球の横にあるものを取ったとき、私の目が細くなった。なんとそれは小型カメラだったのだ。

これは私を監視しているのか？

私は一撃でカメラを叩き壊し、メモリーカードを取り出して保管した。一体誰が私の部屋にカメラを仕掛けたのだろうか？

虎子か？それとも葉芷か？

あるいは、林海か！

私は深くため息をついた。どうやら私の存在が、誰かの利益に影響を与えているようだ。

しばらくして、私が虎子を呼ぶと、虎子はすぐにドアを開けて入ってきた。

「強兄貴、起きたんですね。情報があります。仲間が三人、午後には来るって言ってます！」

虎子は急いで言った。

「信用できるのか？」監視カメラのことがあったので、私は虎子にも少...