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108話

「どうしたの?姉さんが薔薇会所の人間だからって嫌なの?」

「姉さんはれっきとした商売人よ。中の技師たちとは全く別の人種なんだから!」

曾柔が誘惑するように言ってきた。私の下半身はすでに反応を示していた。

「違う!こんな状況じゃ不適切だと思って!」急いで曾柔を押しのけた。彼女の立場は特殊だ。葉芷の側近なのだから。

怡然姉さんは私に言っていた。葉芷には絶対に手を出すな、と。それは側近にも当てはまるはずだ。

「ふん!恥ずかしがってる顔と言ったら。私を追いかけたい男なんて、どこまで列ができてるか分からないのに!」

曾柔は小さな唇を尖らせて不満そうに言った。確かに彼女は私を助けてくれたことがある。だが今...