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985話

葉天明は風姿麗しく、妖艶な体つきの紅梅おばさんを見つめ、胸の内でまた一陣の昂ぶりを感じていた。

彼は食堂の入口まで歩み寄り、両手で紅梅おばさんの行く手を遮った。

物音に気づいて振り返った紅梅おばさんは、葉天明の姿を見るなり、その艶やかな顔に一抹の恥じらいを浮かべた。

「紅梅おばさん、何を急いでるの?」

葉天明は自分のわずかに膨らんだ逞しい部分を紅梅おばさんの引き締まった臀部に押し当て、その一瞬の感触に心が躍った。

紅梅おばさんのお尻は豊満で大きく、道理から言えば間違いなく丸々とした男の子を産めるはずだ。

なのになぜ梁栋おじさんとこれほど長い間一緒にいても、一人の子供もいないのか。

これは一体誰...