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956話

翌日の早朝、彼は村の肉屋で数斤の肉を買い、牛乳とパンの入った箱を手に、バイクに乗って石橋村の裏山へと向かった。

大小の荷物を抱えていたため、葉天明はバイクをそれほど速く走らせず、三十分余りかけてようやく柳如芸の住む竹の家に到着した。

彼はバイクを停め、荷物を持って竹の家へと歩み寄った。

まさに家に近づいた時、中から「ザパザパ」という水音が聞こえてきた。

好奇心に駆られて葉天明が戸の隙間から覗き込むと、目の前の光景に思わず息が止まった!

竹の家の大きな木の桶に、曼妙な身体と玉のような肌を持つ女性が横たわっていた。

長く白い足が桶の縁に掛けられ、美しい弧を描いていた。

「あっ!あぁ…!」

女性は片...