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932話

葉天明はもう話を続ける勇気がなかった。この女医がはっきりと自分をからかっていることは明らかだった。

「もういいわ、からかうのはやめるわ。ついでにあなたの体を診察しているだけよ」女医はそう言いながら使い捨て手袋をはめ、彼の大事なものをゆっくりと手に握った。

その瞬間、手に触れた熱さに彼女の体がビリッとしびれた。この物は大きくて熱い。彼女がここで医者として数年働いてきたが、こんなに大きいものは見たことがなかった。

葉天明は深く息を吸い込んだ。女医が手袋をしていても、自分の大事なものが彼女の手に握られているその感触に、彼の体は震えた。

「硬くならないと、きちんと診察できないわ」女医は小さくた...