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910話

まさか振り返った瞬間、葉天明に抱きしめられ、熱い唇が唐突に塞がれてしまうなんて!

「んっ……」

紅梅おばさんは葉天明の息詰まるようなキスに不意を突かれ、赤く染まった頁には恥じらいの色が満ちていた。彼女の柔らかな拳が葉天明の逞しい胸板を軽く叩くが、その抵抗の力は次第に弱まっていく。

葉天明は手際よく紅梅おばさんの汗シャツのボタンを外し、黒いレースの谷間が強調されたブラジャーが露わになる。豊満で艶やかな双丘が今にもこぼれ落ちそうだ。

紅梅おばさんのシャツが開かれると、胸元に涼しさを感じた。彼女は顔を真っ赤に染め、先ほどまでの曖昧な抵抗から一転して積極的に応え始め、葉天明の首に腕を絡ませて熱烈なキス...