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880話

老村長は目を光らせ、何か言いたげな表情をしたが、口には出さなかった。

「趙先生、急いで授業に行ってくれ。わしらの村の未来はお前に託したぞ」老村長は背中を丸め、ゆっくりと遠くへ歩き去った。

葉天明は心の中で不思議に思った。村長の言葉には何か裏があるような気がしたが、深く考えずに歯を磨き、顔を洗った。しかし、いつもなら来るはずの紅梅おばさんの姿が見えなかった。

彼の三食はすべて紅梅おばさんが届けてくれることになっていたが、七時半になっても彼女の姿は見えなかった。

葉天明のお腹は「グーグー」と鳴り続け、ようやく七時四十五分になって、紅梅おばさんが竹かごを持って息を切らしながら駆けつけてきた。

今日の...