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871話

「温泉に入ると火照るから、ビールで喉を潤おうかな」葉天明は笑いながら言った。

紅梅おばさんは振り返って、バケツから冷えたビールを一本取り出した。その瞬間、超ミニスカートの下の光景が丸見えになった。

葉天明は喉が乾き、孫梁栋と紅梅おばさんが交わる時の声を思い浮かべると、次々と場面が頭の中に浮かんできた。

紅梅おばさんはビールをタバコの陳列棚に置いた。情事を終えたばかりの頬は水蜜桃のように赤く、顔には春の気配が溢れていた。

「夜、女を抱かないと眠れないんじゃないかと思ってたわ」紅梅おばさんは色気たっぷりの眼差しで、葉天明をじっと見つめた。その目には飢えたような輝きがあった。

葉天明も冗談...