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811話

それに彼は今、陳小虎を留置場に入れる十分な理由があり、候典銀の支持も得ているから、さらに傍若無人になっていた。

「何の権限で陳小虎を逮捕するの？今すぐ彼を釈放しなさい！」徐嬌嬌は黄守涛に厳しい口調で言い放った。

「お嬢さん、陳小虎の釈放はあなたの一存で決まるものじゃない。もちろん、あなたが軍にコネがあるのは知っている。軍の友人を呼んで我々の公安局を取り囲むこともできるだろう。だが、陳小虎が犯した違法行為は紛れもない事実だ。軍の方々だって、道理を無視するわけにはいかないだろう？」

徐嬌嬌はようやく気づいた。今回の公安局での騒ぎは前回とは違う。前回は黄守涛が恐怖に顔を引きつらせ、心の中で怯え...