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61話

「刺激って、頭がおかしいんじゃないの?口でしてあげろって言うの?」蘭は順にもう一度白眼を向けた。

結婚したばかりの頃、蘭は老六に毎日のように口でするよう強要されていた。老六は彼女の気持ちなど一切考慮せず、何度も喉まで突っ込まれて吐き気を催したことがあった。最もひどい時は口から血が出るほどだった。今でも心に傷を負っており、二度と誰かに口でするなんてありえなかった。順の言葉を聞いた途端、自然と拒絶感が湧き上がった。

しかし、この会話を小虎が聞いたらまた話は別だった。水がめに老六が薬を入れたことを知らない彼は、今や全身が耐え難いほど熱くなっていた。順と蘭の会話を聞き、心の中の欲望がさらに激しくな...