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577話

彼は布団を置くと、ちょうど立ち去ろうとしたところで、徐嬌嬌に手を掴まれ、小豪はビクッと驚いた。この辛辣な小悪魔には関わりたくない、早く逃げ出したいところだったのに。

「小嬌お姉さん、な、何をするつもり?」

徐嬌嬌はクスリと笑った。「どうしたの?そんなに私のこと怖がって。私は鬼婆じゃないのよ、見なさいよその怯えた顔!」そう言って、彼女は小豪を睨みつけた。

鬼婆?

小豪は心の中で思った、あなたは鬼婆より手ごわいよ!

「スマホ出して、ちょっと貸して」徐嬌嬌が言った。

徐嬌嬌が自分のスマホを使いたいだけと分かって、小豪はやっと心が落ち着き始め、そこまで怖くなくなった。

すぐに彼はポケットか...