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565話

「店長が僕たちを外部の人間として扱っていないのは明らかだった。陳小虎はとても感動した。

「兄貴、今夜僕と義母さんを泊めてくれるだけでも十分ありがたいのに、これ以上迷惑をかけられないよ。もう遅いし、早く帰って休んだ方がいい。子供も待ってるだろうし」

店長はうなずき、階上から降りてきた。帰る前に、店の鍵も陳小虎に渡し、出入りしやすいようにしてくれた。

崔紫霞もこれ以上留まることなく、店長と一緒に出て行き、学校へ戻っていった。

狭い仕切り部屋の中で、陳小虎と許晴はぴったりと寄り添っていた。二人とも何も話さず、部屋の中は不思議なほど静かで、お互いの呼吸さえはっきりと聞こえるほどだった。

二人と...