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524話

今日、彼はすでに孫玉芬と王小金の嫁と二度も情事を交わしていた。胸の内に欲望はまだあるものの、もはや最初ほど強くはなく、十分に自制できる状態だった。

これは小月にとって意外なことだった。彼女は自分の美貌に相当な自信を持っていた。これまで出会った男たちは皆、彼女を見ただけで魂を奪われたように、急き立てられるように彼女を求めてきた。ところが陳小虎だけは特別で、彼女に対して無関心なだけでなく、彼女が積極的に色仕掛けしても、まったく動じる様子もなかった。

「どうしたの、小虎お兄さん、体調でも悪いの?」小月は眉をひそめ、困惑した様子で尋ねた。自分が陳小虎を魅了できないなんて考えられなかった。

「はは...