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51話

「馬鳳仙は陳小虎の知能について疑念を持っていたが、彼の股間が萎えてしまい、明らかに何もできない状態になったのを見て、諦めるしかなかった。

そのとき携帯が鳴った。楊妮を保健室に付き添っていた孫書記からだった。

「馬主任、胡老六が見つかりました。今、保健室で楊妮の傷の手当てをしています」

電話の声を聞いた陳小虎は、急に焦り出した。あの老いぼれの変態はまだ生きていたのか。楊妮に薬を塗るなんて、それは羊が虎の口に入るようなものではないか?

陳小虎は勢いよく立ち上がり、叫んだ。「妮妮を探さなきゃ!」

振り返ると、当直室を飛び出し、保健室へと一目散に走っていった。

「小虎、バカ……待ちなさいよ...