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50話

「叔母さん、小虎はもうトイレ我慢できないよ。ちょっとおしっこ行ってくるね、戻ったらまた遊ぼう」

馬鳳仙の胸がドキリとした。さっきの陳小虎は本当におしっこを我慢していただけなのか?しかし今は周りが真っ暗で、彼の行動を止めることもできず、行かせるしかなかった。

しばらくして、中庭からジャーッという音が聞こえてきた。確かに長い間、その「歌」は続いていた。

若い男の体は元気だな、と馬鳳仙はおしっこの音を聞いて、やっと安心した。

陳小虎が帰ってきてくれれば良いが。さっきまで自分は上着を脱いで、彼を誘惑するつもりだったのに。どんな男でも自分の石榴の裾の前では倒れないはずがないのに。

そして思い出...