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420話

陳小虎は遠慮することなく、そのままタバコを吸い始めた。どうせこいつらの前では、時には強がる姿を見せて、自分に対する畏怖心を植え付けておく必要があるのだ。

「俺に喧嘩を売りに来たわけじゃないなら、何の用だ?」

「虎兄貴、俺は兄弟たちを連れて、あんたに仕えに来たんスよ」劉三は卑屈な態度で言った。口元には笑みを浮かべ、まるで下僕のような面構えだ。

仕える?

陳小虎はますます困惑した。

くそ、こんな小さなチンピラ集団が俺に仕えるだって?何の冗談だ?

陳小虎が問い返す前に、劉三は笑いながらさらに言葉を続けた。「虎兄貴、俺たち弟分はみんなあんたを尊敬してるんです。あんたは目立たないけど、あんな...