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410話

彼女が韓清磊の傍を車で通り過ぎようとした瞬間、韓清磊のポケットから何かが落ちた。封筒のようだ！しかし、韓清磊はそれに気づかず、そのまま前へと歩き続けていた。

彼女は車を止め、降りて、その封筒を拾い上げた。

辺りに人がいないのを確認すると、素早く車に戻り、その場を離れた。

村を出てすぐ、彼女はその封筒を開けた。中身を見た彼女の口元に悪戯な笑みが浮かんだ。明らかに、その手紙の内容が彼女に大きな発見をもたらし、彼女の心に別の考えを芽生えさせたのだ。

「義兄さん、家にいたんですね？村の幹部になったのに、なんでまだ家に閉じこもってるんですか？村の委員会事務所にいるべきじゃないですか。さっき事務所ま...