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35話

陳小虎は自分のズボンの中の小さなテントに気付いた。お腹から二十センチ以上も突き出ていて、膨らみが目立ちすぎる。これが見つかったら説明に困るだろう。小虎はこっそりと手を伸ばし、強引に押さえつけた。

許晴は陳小虎を一瞥して言った。「あぁ、こんなにハンサムな子が馬鹿になっちゃって、残念ね」

楊妮は頭を下げ、小声で言った。「義母さん、時間があったら小虎を連れて、都会の大きな病院で診てもらったらどうでしょう」

実はこの考えは、楊妮の頭の中で長い間計画されていたことだった。彼のために何かしなければ、一生心が安まらないだろう。

このことは長い間計画していたが、誰にも言う勇気がなかった。

実際、小虎...