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336話

しかし念のために、彼はもう一杯を陳小虎に注いだ。「さあ、小虎兄弟、もう一杯飲もうじゃないか。言うじゃないか、喧嘩するほど仲が良い、ってな。この言葉は俺たち二人にぴったりだろう。昨日のあの一件がなければ、俺たち兄弟がここで一緒に酒を飲む機会もなかったわけだしな。こうしよう、俺の誠意を見せるために、自分に三杯の罰杯を課す。お前はその一杯を飲むってのはどうだ?」

そう言いながら、李兵は自分のグラスにも酒をたっぷりと注いだ。

一気に、彼は本当に三杯を飲み干した。

韓清磊はこの時、心の中で悪だくみをしながら笑いかけた。「李隊長、この自分への罰杯が三杯というのは、あまり面白くないんじゃないですか?六杯...