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2021話

微かな酒の香りが混ざった甘い香りに、葉天明はたちまち顔を蕩かせた。

豊満な体つきと美しい顔立ちの女性を前にして、どんな男でも自制できなくなるものだ。まして彼は血気盛んな年頃なのだから!

彼の胸に押し込めていた欲望は、まるで山の洪水のように爆発し、この瞬間、彼はもはや何も顧みず、まるで押し寄せる波のようにルナを押し倒した!

葉天明の制御を失いかけた行動を見て、ルナは笑った。その笑みは酔いしれるような、心から愉しむような笑みだった。彼女はずっとこの瞬間を待ち望んでいたのだ!

「お前……後悔するなよ」葉天明は焦りながら彼女の豊かな柔らかさに熱いキスを浴びせた。ルナは恍惚とし、顔を蕩かせ、唇を軽く噛み...