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1978話

「わかりません。彼とは何の恨みもないし、ただフェンシングの練習をしていただけです。それに、あの剣は私のものではありません!」黄山は冷静に答えた。

「その剣は誰から貰ったんだ?」巡査はさらに尋ねた。

「王亮からです」黄山は答えた。

巡査は黄山に一瞥をくれると、ドアを開けて外に出て、隣の取調室へと向かった。

「どうだ、王亮は白状したか?」巡査は尋ねた。

「すべて自供しました。王亮はこの葉天明と確かに因縁があり、剣も彼が黄山に渡したものです!」女性の巡査が言った。

「うむ、すぐに王亮を逮捕しろ。黄山は一時拘留だ。葉天明が目を覚ましたら改めて処遇を決める」巡査は手慣れた様子で指示を下した。...