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1921話

「こちらは友人の康さんです。こちらの原石が本物だと聞いて、ぜひ連れてきてくれと騒いでいたんですよ！」

商売の話を聞いた于老は花が咲いたように喜び、一通り挨拶を交わした後、慌てて二人を奥に案内して座らせた。弟子にお茶を入れるよう指示しながら、先ほどの数個の原石を指さして言った。「新しく入ったものですが、どうですか？興味ありますか？」

葉天明はそれらの原石を見つめ、それから鑑賞している人物に目をやって言った。「こちらはきっとご友人でしょうね。もし私の見立てが間違っていなければ、この方も目利きでしょう。これらの中にはいいものがいくつかありますね」

その人物は自分のことを話されていると気づき、葉...