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1869話

「本当?」言い終わって彼女の胸元にさらに深く潜り込み、より確かで頼りになる場所を探そうとした。

林幽幽は彼女を抱きしめたまま、何も言わず、ただ強く抱きしめていた。

……………………

凌鑫の後悔に満ちた声を聞いて、林幽幽は目の前の親友がこんなことをしでかしたなんて信じられなかった。あまりの衝撃に言葉を失い、ただ頭を下げて告白する凌鑫を見つめるばかりだった。

林幽幽はすぐにある人物を思い浮かべた——葉天明だ。

彼なら凌鑫を救う方法を知っているはずだ。

そう思うと、林幽幽は自分の考えを凌鑫に伝えた。

凌鑫は話を聞き終えると、心の中では少し迷いがあったものの、重々しくうなずいた。

林幽幽は漆黒の宇宙を...