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1768話

杨桃は顔を拭うと、舌で唇の端をなめた。うっとりとした眼差しには酔わせるような色気が漂っていた。

叶天明はまた一度欲を発散させ、ベッドに横たわると疲労感が押し寄せてきた。どれほど修為が高くとも、こういった行為は真元を著しく消耗させる。普通の人間ならこれほど何度も耐えられるはずもない。

「天明、今は村の発展がどんどん良くなってるけど、何か計画はあるの?」杨桃は体中に飛び散った液体を拭きながら不思議そうに尋ねた。

叶天明は気まずそうに言った。「俺は……正直わからないんだ。一歩ずつ進んでいくしかないかな。とにかく今の生活も安定してるし、杨桃姉さんが良ければ、都会で一緒に暮らすこともできるけど」

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