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1705話

「美ちゃんが甘えるように言った。

葉天明は美ちゃんのなめらかな髪を撫でながら、笑みを浮かべて言った。「どれくらい僕のこと思ってた?」

「わ……私、何日も眠れなかったの。全部あなたのこと考えてたから。お兄さん、今すぐドア閉めるね!」美ちゃんは焦った様子で言うと、シャッターを引き下ろした。途端に部屋の中が薄暗くなった。

美ちゃんは電気をつけると、熱っぽく葉天明に抱きついた。胸元から溢れんばかりの豊かな胸が、葉天明の逞しい胸板に押し当てられる。

葉天明から漂う魅惑的な男の匂いを夢中で嗅ぎながら、美ちゃんの心は乱れた。数ヶ月間抑え込んできた愛情と欲望が一瞬にして爆発した。

「美ちゃん、そんなに興奮しな...