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1637話

二慶子は村が金持ちになってから、タバコも覚えた。時折、三五という銘柄の煙草を取り出し、吸わない時でも耳にはさんでいる姿は、まるで村長そのものだった。

「村長、どうすりゃいいか教えてくれよ。今じゃみんな炭鉱に金稼ぎに行っちまって、豚舎建てる人手を雇おうにも誰もいねぇ。人件費を何倍かに上げない限り無理だぜ、最低でも一日二百元はかかるぜ」二慶子は頭を悩ませていたが、葉天明はさほど気にしていなかった。

彼は炭鉱がずっと続くはずがないことを知っていた。天然資源というものは、使えば使うほど減っていくもの。もし政策が下りて、エネルギー備蓄が必要になれば、趙大海たちの連中は全員お終いだ。

「奴らが幾ら欲...