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163話

言わずもがな、あの日は県長までもが叱られたのだ。そんな大物が出てきたのも徐娇の助けがあったからこそで、考えるだけで陳小虎は心底恐ろしくなった。

しかし、徐娇娇が言う会社の社長になるという話には、まったく興味が湧かなかった。自分の能力のことはよく分かっているし、とても務まるものではない。毎日びくびくしながら操り人形の社長をやるくらいなら、村で婦人連合会の主任をやる方がよっぽど実際的だ。何より、この婦人連合会の主任は陳小虎が心から好きな仕事だった。毎日きれいな若妻たちと接するなんて、最高すぎる!チャンスがあれば、そんな若妻たちを寝かせることだってできるかもしれない。そう考えるだけで心が躍るという...