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1625話

先生がひとたび心地良くなると、そこに長居したくなるものだ。

「葉先生、あの……お願いがあるんですけど」

蕭薔薇は顔を赤らめながら、もじもじと尋ねた。

葉天明は眉をひそめて不思議そうに聞いた。「どうしたの?」

「私……その、あの日が来ちゃったみたいで。でも急いで出てきたから持ってくるの忘れちゃって……あの、買ってきてもらえますか?」蕭薔薇は顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに言った。

葉天明はすぐに理解し、慌てて答えた。「わかった、ちょっと待っていて。今すぐ買ってくるよ」

葉天明は急いで紅梅おばさんの経営する食堂へと走った。朝早くから紅梅おばさんはもう起きていて、売店で日向ぼっこをしていた。彼女は慌...