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1357話

彼は内心の不安と焦燥を必死に抑え込み、リビングで丸々一時間も座り続けていた。ようやく沈素琴が目を覚ました。

沈素琴は家に人がいることなど知るはずもなく、ゆったりとしたパジャマ姿で現れた。肩紐の一つは既に肩から滑り落ち、肘のあたりまでずり下がっていた！

彼女が眠そうな目をこすりながら葉天明の姿を見つけた瞬間、驚いて「あっ」と声を上げ、慌てて体を隠すようにして寝室へと後退した。

「彤彤、家に人がいるって言ってくれればいいのに」沈素琴は寝室から恥じらいの声で言った。

「葉先生は他人じゃないでしょ。ママ、もうすぐ四十歳なのに、どうしてそんなに恥ずかしがるの」彤彤は不思議そうに尋ねた。

沈素琴...