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1355話

「村の人はみんな持ってるよ。お宅は米酒を多く醸造してくれたから、それだけ多く分け前があるんだ。それに二虎おじさんは報酬も要らないって言って、昼夜問わず養殖池で働いてくれた。そういう恩はちゃんと覚えてるよ。だからこの一万元を受け取るのは当然だよ」葉天明は慰めるように言った。

趙紅霞は感動の涙を流し、声を詰まらせながら言った。「ありがとう、天明。あなたがいなかったら、私はどうすればいいのか本当に分からなかった」

「紅霞おばさん、安心して。もし皆が僕を信じて、しっかり働いてくれれば、三年もしないうちにうちの村の各家庭は少なくとも十万元以上の貯金ができるようになる。村には何でも揃うようになるよ!」...