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1339話

触感は滑らかで柔らかく、沈薇薇の肌は非常に良く手入れされていた。触れると少しのざらつきもなく、体中にはニキビの跡一つ見当たらない。

沈薇薇の体は小刻みに震えていた。異性に背中を触れられるのは彼女も初めてで、叶天明の熱い両手、指が肌に触れる美しい感触に、彼女の心は乱れ、不思議な暖かさが胸の内に広がった。

彼女は思わず両膝を曲げて擦り合わせ、下半身から甘い痺れが伝わってきた。

叶天明は彼女の小さな仕草に気づかず、深く息を吸い込み、集中した眼差しで熟練した動きで彼女の背中をなでた。紫色の紐に触れるたび、それを解きたい衝動に駆られた。

「そう、そこが痒いの」

叶天明の手が紐の上に止まったとき、...