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1338話

葉天明は躊躇する余裕などなかった。ベッドに上がると、二人の体の間にはわずか三十センチほどの距離しかなく、沈薇薇の身体から漂う香りはより一層濃厚になった。玉のように輝く彼女の肢体は、まるで天然の翡翠細工のように、人の魂を奪うほどの魅力を放っていた。

葉天明の全身の血液が沸騰していた。特に沈薇薇の艶やかで潤いのある唇、薔薇色に染まった頬、そして魅力的な瞳を見たとき、言いようのない衝動が胸の内に湧き上がってきた。

沈薇薇は口元に媚びた笑みを浮かべ、少し面白そうに彼を見つめながら、細く白い指先で彼の胸元をそっと滑らせ始めた。その優美な触感に、彼は胸がどきどきと高鳴った。

彼女が意図的に自分を挑発...