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1288話

葉天明は眉をしかめながら、困龍泉にもう一度行って、泉を復活させる方法を見つけられないか確かめようと考えていた。

山を登り始めると、気のせいかもしれないが、普段なら半分も登れば息が切れるはずなのに、今は全く息が乱れない。まるで尽きることのない力が湧いてくるようだった。

山頂に近づいたとき、突然、山の上から巨大な岩が転がり落ちてきた。

人間よりも大きく、七、八百斤はありそうな石に、葉天明はぎょっとしたが、岩はどんどん速度を増し、反応する暇もなく、思わず両手を上げるしかなかった。

普通なら、彼は間違いなくその巨石に潰されるはずだった!

しかし、そんな事態は起きなかった。

彼は驚いて顔を上げると、巨石...