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1240話

「マー社長の目に光が宿った。

葉天明は心の中で驚いたが、表情には出さず、「マー社長、いい話ではありますが、今は手が離せないんです。村にはエビの養殖池がありますし、他のビジネスに手を出す余裕がありません。養殖が安定してからなら、考えるかもしれませんが」と言った。

「そうですか。気が変わったら連絡してください。その時はまた人を紹介しますから」マー社長はニヤリと笑うと、ポケットからVIPカードを取り出した。

「葉村長、これは鎮の臨泉ホテルのVIPカードです。接待で食事をすれば六割引きになりますよ。村長さんなら、きっと役に立つでしょう。さて、食事も済んだことですし、また改めて話しましょう」マー社長はカ...