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1212話

李闊は怒りの声をあげた。「馬鹿言うな!外には爆弾の穴があるんだぞ。外部の人間を頼むなんて、自ら罠に飛び込むようなものだ。我慢して、自分たちで片付けよう」

「はぁ...なんて不幸な...」

葉天明は残りの雷管を持って王鉄柱の家へ向かった。

王鉄柱は彼がこんなに早く戻ってきたのを見て、驚いて尋ねた。「天明、柳如芸を助け出したのか?」

葉天明は無表情で頷いた。

「すごいな、本当に凄いよ。たった一人で馬浩の手から彼女を奪い返すなんて、まるで昔の喬村長の勇姿そのものじゃないか!」王鉄柱は褒め称えずにはいられなかった。

葉天明は苦笑して言った。「残りの雷管をお返しします」

王鉄柱の顔がぴくり...