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1208話

二本の雷管が現れた瞬間、部屋は一気に静まり返った。

さっきまで横暴に振る舞っていた雷武も、両足がガクッと力を失った。

「三哥、早く...早く女を返してやれよ!たかが一人の女のために命を捨てる必要なんてないだろ!」雷武は恐怖に顔を引きつらせて言った。

馬浩は顔の筋肉を痙攣させ、全身を震わせながら言った。「俺は...さっき六爷に電話して、いい女を手に入れたって言ったんだ。もし渡せなかったら、俺がどうなると思う?」

「どうなるにしても、命を失うよりマシだろ?三哥、俺は爆弾で肉みそにされたくねえよ。母ちゃんが家で飯作って待ってるんだ!」李虎は爆弾を見るだけで足が震えていた。

馬浩は心の中で罵...