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1177話

「宝物を再び手に入れた」小美の視線はさらに切実で興奮に満ちていた。彼女は我慢できずに叶天明のベルトを解こうとした。

そのとき、叶天明はまた後ろに身をかわし、器用に避けながら冷笑を浮かべて言った。「本当のことを言ってないな。正直に話さないなら、もう帰るぞ」

叶天明は立ち去る素振りを見せた。

小美の心は既に火がついたように昂ぶっており、叶天明が帰ると聞いて慌てふためいた。

「お兄さん、私...本当のこと言うわ。さっきあなたが寝てるとき、ちょっと...口で...」小美は顔を伏せ、頬に赤みが浮かんだ。

「なるほど、さっき勃ったときにちょっと痛かったのは、お前という小悪魔のせいだったんだな」叶天明は笑い...