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1173話

彼の小麦色の肌、たくましい筋肉を見つめながら、彼女の心臓は「ドクドク」と止まらなく鳴り続けていた。

「お兄さん、よく体鍛えてるの?見れば筋肉ばかりで、まるでボディビルダーみたいだよ」小美は熱い視線で彼の体つきを食い入るように見つめた。

「学生時代はよく鍛えてたけど、そこまで大げさじゃないよ。ボディビルダーには遠く及ばないさ」葉天明は笑いながら答えた。

小美は花のように揺れるほど笑った。「冗談じゃなくてさ、お兄さんみたいな体格なら、ジムでトレーナーできるよ、マジで」

葉天明は軽く笑うと、体を反対側に向け直した。

小美の元々熱かった眼差しは、さらに興奮と昂ぶりを増していった。

彼女は内...