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1135話

葉天明は真っすぐ寝室を出て、引き出しを探り始めた。

すぐに彼は赤花油を見つけた。

再び寝室に戻ると、沈素琴はすでに靴を脱ぎ、白く柔らかそうな足を露わにしていた。

葉天明は思わず唾を飲み込んだ。沈素琴の肌は羊脂玉のように、太陽の下で光を放つほどで、覗いている足首から少し上の部分は、血管や青筋がはっきりと見えるほど白かった。

「素琴姉さん、足首のねんざかなり酷いみたいですね。以前バイトしていた時に、マッサージを習ったことがあるんです。薬を塗るの、手伝いましょうか?」葉天明は心配そうに言った。

沈素琴は顔を赤らめ、首を振った。「い、いいえ、自分でできますから」

葉天明は内心がっかりした。

沈素琴は赤...