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1131話

「ご安心ください。すぐに手配いたします」と二慶子は意気込んで言った。

「それから、エビ池が完成したら、誰かが見張りについて、毒物投入を防がなければならない。電気柵が設置できたら、毎晩三、四人で当番制にして、日当は一人三十元でいいだろう」と葉天明はさらに指示した。

「はいっ!」

葉天明は段取りをつけると、宿舎に戻った。

エビ池の建設は急を要していたが、彼にとって今最も優先すべきは、養殖の経験を積むことだった。そのためには石橋村へ行く必要があった。

石橋村では以前、ザリガニを養殖していたが、管理が行き届かず、破産してしまったのだ。

彼はバイクに乗り、石橋村へと向かった。

山道は険しく...