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1011話

楊桃の表情は少し苦しげで、彼女の細い指はしっかりと葉天明の腕を掴み、緊張した呼吸までもが震えていた。

二人は山の洞窟で一度経験があったものの、葉天明は軽率に深入りすることはしなかった。

楊桃は興奮なのか苦痛なのか言い表せない喘ぎ声を漏らした。

葉天明は明らかに自分が薄い膜に触れたのを感じた。それは楊桃の貞操だった。

彼の心は興奮で叫んでいた。

女性の貞操を得ることは、なんと興奮させる出来事だろう。

しかし、彼が深く進もうとした瞬間、楊桃姉さんのこれまでの辛酸と苦労が脳裏に浮かび、彼女の下半身に留まっていた彼の一物はそれ以上動くことができなくなった。

楊桃は軽く歯を噛みしめ、下半身から伝わる腫れ...