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889話

「それはまずいでしょう……」

「何がまずいのよ、次の朝彼女が目を覚ましたら、どうせもう後戻りできないわけだし、それに酔っぱらってたって言い訳もできるじゃない……それにその時は私も一緒にいるから、そうすれば私も今後は堂々とお兄ちゃんとイチャイチャできるようになるわ!うふふ、お兄ちゃん、どう思う?」

「……」

「お兄ちゃん!何か言ってよ~私のお母さんを気に入らないの!ふんふん、噛みついちゃうわよ!!もういいわ、明日の夜には絶対にお母さんを落としてよね~~でないと、もう知らないからね!」

「……」

昼間は特に予定もなかったので、楚飛は起きてから殷佳怡の実家へ向かった。彼女の両親に会いに行くと約束し...