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881話

確かに、楚麗の家は五階にあるから、毎回上り下りするのは大変だ。おばあちゃんに何かあったらどうするんだ?しかも、おばあちゃんはじっと座っているタイプじゃない。毎日外に出て一回りして、廃品を拾ったりするのが好きなんだ……だから楚飛がおばあちゃんの家に入ったとき、目にしたのは庭中と家中に広がる……ガラクタの山だった。

実の祖母とはいえ、楚飛とおばあちゃんの間はそれほど親しくなかった。幼い頃は父親と一緒によく会いに来ていたが、父が事故に遭ってからはめっきり足が遠のき、正月や祝日にしか来なくなった。それも、ちょっと座ってすぐ帰るだけ。理由は簡単で、おばあちゃんが母親の何佩霊を好きではなかったからだ。当...